漢方体験

３年前の夏、突然脂汗をかくような激しい痛みにおそわれ休日病院へ行きました。単なる腹痛と甘く考えていたら、先生に「卵巣が腫れているかもしれません。今日は専門医もいないから詳しい検査ができないので、休みが明けたら婦人科を受診して下さい。」と言われました。頭が真っ白になりました。

それまで婦人科を受診した事などなかったし、まさか自分が？という気持ちでした。その後痛みもなくなり、仕事も忙しかった事から、１１月になってやっと婦人科へかかりました。ＣＡ１２５が９６もあり、卵巣が右８センチ左３センチあります。３ヵ月様子をみて、大きくなるようなら手術ですと言われました。３ヵ月後、大きさが変わらず、症状もなかったので、痛み止めのみ処方してもらいました。どこの病院の先生も口にするのは、一度大きくなった卵巣は絶対に小さくならない。治らない。手術しかない。しかも原因不明。手術後の再発防止について教えてくれる先生は１人もいませんでした。

翌年８月になり、生理痛、下腹部痛がひどくなり、ＭＲＩを受けると、右８×５左３×２。子宮内膜症によるチョコレート嚢腫と言われ、手術をすすめられるものの決心つかず。その後、漢方を飲みはじめる。生理痛も和らぎ体調もよくなってきたため、すっかり安心していた今年８月、３年前と同じ脂汗をかくような激痛におそわれ、怖ろしくなり婦人科を受診。そこで右９．３センチ左６．５センチにも更に大きくなっており、手術を強くすすめられた。

もうこれ以上大きくなっては危険という後がない所まできて、やっと本気で手術について考える中、残された道はもう手術しか道はないのか、手術しても再発するならムダじゃないか･･･と必死でインターネットで、手術や治療方について調べていた所、卵巣が小さくなった･･･という文字が目にとまり、アクシスアンのＨＰにたどりついた。お電話して会えなかったら、その時は縁がなかったとあきらめようと決めて、ご連絡したのがきっかけです。

今まで仕事が忙しい事から深夜１時２時に寝て、食事もカレー・シチュー・ハンバーグなど高タンパクなものばかり。本当に実行できるか不安だった養生生活。会社の仲間や家族の協力を受け、お食事チェックも１ヶ月で合格をもらえました。けれども１ヶ月たっても２ヵ月たっても、卵巣は思うように小さくなってはくれませんでした。 少し小さくなってはまた大きくなって、元の大きさになってしまう。やはり私の卵巣は小さくならないのか。でも２週間に１度お会いするアクシスアンでは、体調を聞き、それならコレ･･･と一生懸命その時の私に合う漢方を考えて努力して下さる。ほんの少し卵巣が小さくなったとお話した時も、よかったね！と一緒になって喜んでくださいました。お話しているわずかな時間は、病気の事を忘れて安心して体をまかせている自分がいました。もう少し頑張ってみよう。それからも変わらず頑張り続けました。

会社での間食は、あめ、ガム１つすら口に入れる事はありませんでした。食べる習慣もみそ汁だけからはじめて、ごはんとみそ汁を食べる。それになれたら、ごはんみそ汁、サラダ。それになれたら納豆をプラスして。今では食べる習慣が身に付きました。昼食も毎日お弁当を持参しています。サラダも毎日コンビニで買うと高くつくので、まとめて切って保存しておき、少しずつ持参しドレッシングに生姜をまぜて食べています。外食をしなくてはならない日も、極力和食を選ぶようにバランスよく食べるように心がけています。

そして先日大きな病院を訪れました。この大きさだと手術をすすめています。どうしますか？ と言われ、来年の１０月に手術する事に決まりました。くわしい検査をするため、日程調節の話がすすむ中ダメもとで、ところで先生今大きさはどのくらいですか？と聞いたところ、右８センチ弱左３センチという事でした。なんと、今までで一番小さくなってたのです。先生からすれば十分大きいと言われてしまいますが、私は右９．３センチで後がないと思っていた卵巣が１．５センチ近くも小さくなり、左５．５センチから３センチという、２．５センチも小さくなっていると分かり、本当にうれしかったです。

手術は来年の１０月。ホルモン療法が４月から始まる予定なのですが、それまでのあと４ヶ月近くを１日も無駄にする事がないよう、さらに養生生活を続けて、万全の体制で手術にのぞみたいと思います。アクシスアンの皆様、これからも力をかして下さい。よろしくお願い致します。

（２９歳）

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